インプラント治療
天然歯と同等に回復することができる唯一の治療法!
失ってしまった歯の機能性・審美性を健康な天然歯と同等に回復することができる唯一の治療法。それがインプラント治療です。インプラント治療とは人工歯根療法ともいわれ、歯の抜けた部分の歯槽骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋入することで、そのインプラントを支柱として、支台部(歯を直接支える部分)と人工の歯をしっかりと固定する治療法です。骨に埋入されたチタンは、約2~3ヶ月で骨としっかり結合します。
1950年代にスウェーデンのブローネマルク教授によって発見されたこの現象のことをオッセオインテグレーション(骨結合)といい、以降10数年間におよぶ基礎的、臨床的研究がなされた結果、インプラントの材料として最も安全であり、また、インプラントと骨との結合状態が長期間維持されることが確認された後、インプラントシステムとして世界中に普及しました。
このオッセオインテグレーションタイプのインプラントは、最も長期間使用された症例としては40年以上で現在も問題なく機能していることも報告されています。
インプラントの特徴
- ブリッジや部分入れ歯のようにまわりの健康な歯を傷つけることなく治療できます。
- 義歯がしっかり固定されるので入れ歯のように「ずれ」や「すべり」がありません。
- 咀嚼機能(噛む機能)の回復によって食生活が改善できます。
- 発音・発生もしっかりするので明るく生き生きと会話が楽しめます。
- 審美性(見た目)も天然歯と同等に回復できるので元の自然な笑顔が蘇ります。
- インプラントの骨結合機能によってまわりの骨吸収を防ぐ効果があります。
こんな方にオススメ
歯を抜けたままにしている方
抜けたとこの隣の歯が倒れ込んできて、かみ合わせ自体がおかしくなり、ひどい場合だと顔がゆがんでくる場合があります。歯は動きます。抜歯後は必ず補綴物は入れましょう。 抜いたまま放置しておくと、歯が動いてしまい、かみ合わせのバランスがくずれたり、歯周病や虫歯の原因になってしまいます。
ブリッジをしている方
かむ時に、力がブリッジを支えている歯に過度に加わり、場合によっては、支台の歯をだめにしてしまいます。
入れ歯を作ったはいいが、外したままにしている方
入れ歯を外したままだと、歯が動きだし、かみ合わせがおかしくなります。また、骨に刺激がないことで、骨が萎縮し、将来的にインプラントにしたいと思った時に、骨の造成が必要になったり、場合によっては、インプラント事態が困難になる場合があります。また、奥歯が多数欠損したままだと、対合する歯が伸びてきてかみ合わせのバランスが崩れます。ひどい場合には前歯が広がり、出っ歯になることがあります。
インプラント治療の流れ
Step 1: 診断と治療計画 |
まずはレントゲンを撮影して慎重な診査を行います。その後、治療計画についてご説明します。 |
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Step 2: インプラント手術 |
歯が抜けた所へ人工歯根を埋め込んだ後、3~6ヶ月間インプラントがあごの骨に定着するまで待ちます。 |
Step 3: インプラント二次手術 |
骨とインプラントが結合して安定したところで、インプラントと歯冠の連結部分(アバットメント)を装着するための二次手術を行います。 |
Step 4: 歯冠の装着 |
歯の型を取って人工歯冠を作製し、インプラント部分へと装着します。これでインプラント治療は終了です。 |
インプラントQ&A
Q: インプラントに年齢制限はありますか?
一般的に、インプラント治療は20~70歳までの方に適していると言われています。年齢のほか、妊娠中の方や糖尿病など全身疾患のある方、顎骨の量が極端に少ない方、ヘビースモーカーの方はインプラント治療に適さない場合があります。
Q: インプラントの寿命は何年くらいですか?
インプラントは適切なメンテナンスを継続すれば、10年以上はお使いいただくことが可能です。一方、入れ歯の平均的な寿命は4~5年、ブリッジは7~8年と言われています。 インプラントを長く使っていくためにも、歯科医院での定期的なメンテナンスと、ご自宅での適切なケアが必要不可欠です。自分の歯と同じように、毎日お手入れを行いましょう。
Q: 治療費の負担が減る「医療費控除」とは何ですか?
医療費控除とは、自分自身のために、また家族のために支払った医療費の合計が年間で10万円を超えた場合、納めた税金の一部が還付される制度です。還付金は税務署で確定申告を行うことにより受け取ることができます。 インプラント治療は医療費控除の対象となり、インプラントのメンテナンス費用(定期検診でかかる費用)も適用対象に含まれる場合があります。手術やメンテナンスに使った医療費の明細は必ず大切にとっておくようにしましょう。